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ロースクールを知ろう!慶應編
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ロースクールを知ろう!慶應編

10/23/2023

ロースクールは、募集停止しているものを除き、全国に35校存在します。そのうち国立が15校、公立が2校、私立が18校です。

本記事では慶應ロースクールについて紹介していきます!

 


◇基本情報

教育理念

慶應ローのディプロマポリシー、カリキュラムポリシー、アドミッションポリシーには三つの理念が息づいています。

・新時代の法曹にふさわしい「国際性」を

・「学際性」という視座を育む

・多彩な選択科目群で「先端性」を鍛える

 


◇カリキュラム

卒業要件単位

そもそも、ロースクールには未修者コースと既修者コースが存在します。未修者コースに入学すると1年次から3年次までの3年間、既修者コースに入学すると2年次から3年次の2年間、ロースクールに通うこととなります。

(未修と既修の詳細については別記事参照)

この3年間で取得しなければならない必修科目の合計の単位数は66単位です。既修者コースで入学した者は、このうち1年次で取得する30単位については既に取得したものとみなされるため、2年間で36単位を取得しなければならないこととなります。

さらに、未修者コース入学者も既修者コース入学者もこれら必修科目に加えて選択科目を28単位取得しなければなりません。 

 必修科目は一つでも単位を落とすと留年になるため注意が必要です。もっとも、慶應ロースクールの留年率は1年次では40.0%、2年次では20.4%であり(2022年度)、35校の平均の留年率である1年次40.6%、2年次29.2%と比較しても低いです(文部科学省令和4年度法科大学院関係状況調査)。

カリキュラムの特徴

WP(ワークショッププログラム)・FP(フォーラムプログラム)

WPでは「企業法務」「金融法務」「渉外法務」「知的財産法務」をはじめとする主要な実務分野を扱います。第一線で活躍する実務家教員と、先端研究を行う研究者教員の指導の下で実践的な問題解決について学ぶことができ、学生は実務家となった際に役立つ知識や思考方法を身に付けることができます。

FPとは、官庁・地方公共団体や企業などに所属する、いわゆるインハウスローヤー(組織内弁護士やリーガル・スタッフ)や起業支援ができる法律家の養成を目的とした授業です。「公共政策法務FP」「企業内リーガルセクションFP」「起業と法FP」「国際法務FP」「法整備支援FP」の五つが開設されています。

 

エクスターンシップ・リーガルクリニック

エクスターンシップとリーガルクリニックは、夏休みに実務の場に参加する形で行われる授業です。

エクスターンシップとは、学生が受入先へ一定期間派遣され、生きた法を学ぶことで実務を知り、法律家の任務の意義と責任の重大さを経験することを目的とする授業です。受入先は、法律事務所・法テラス・官公庁・企業があり、どこに行くかを選択することができます。実務を体験できるだけでなく、進路選択にも役立ちます。

リーガルクリニックとは、学生が受入先の担当弁護士の指導の下で実際の事件を題材に,弁護士活動の実践体験をするという授業です。これは東京弁護士会の法曹養成センターが主催しており、中央ロースクールの学生も参加しています。学生は受入先の弁護士が実際に扱っている事件の中から民事事件、刑事事件、外国人事件など自身が扱いたい事件を選択して担当します。特に刑事事件では被疑者が逮捕された時点から事件にかかわることができ、接見に同席して被疑者と直接話したり、実際に検察官や裁判所へ提出する書面を作成したりできます。

このように慶應ローでは自己の進路を意識して、経験を積むことのできる多様な授業が存在しています。

 


◇入試情報

スケジュール

受験する年度の入試日程を公式ホームページで確認しましょう。参考として2024年度入学者の入試のスケジュールを紹介します。 

 

選考方法

未修者コースの選考では、事前に提出する志願者報告書(いわゆるステートメント)と学部成績などの書類審査が40%、150分間の小論文試験が60%でという割合で評価されます。

既修者コースについては、論述式試験と志願者報告書、学部成績が評価項目となり、比重は論述式試験が80%、志願者報告書と学部成績が合わせて20%です。論述式試験の試験科目は憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法の6科目であり、1限目が憲法・民法・刑法で150分、2限目が商法・民事訴訟法・刑事訴訟法で120分という時間割で実施されます。

 

合格者数など

2023年度入学者入試における法曹養成専攻の全体の募集人数220人に対し、受験者数は1131人、合格者数は376人で、倍率は約3倍です。

以前と比べて合格者数に大きな変化はない一方で、2022年度以降の受験者数が急増しており倍率は上昇しています。

 

慶應ロースクール2023年度入試の合格者の出身大学は多い順に、中央大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京大学、京都大学でした。年度によって順位は入れ替わりますが、上位2校は中央大学と慶應義塾大学が占めることが多いです。

 


◇最後に

 慶應ローは司法試験合格率も高く、カリキュラムも充実しています。入試の倍率は上昇傾向のため、準備を怠らずにチャレンジしてください。

 

 

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