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「刑事分野で活躍する」を当たり前に——圧倒的専門性と「中道」を行く挑戦 あいち刑事事件総合法律事務所|法律事務所EXPO特別企画・特別インタビュー
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「刑事分野で活躍する」を当たり前に——圧倒的専門性と「中道」を行く挑戦 あいち刑事事件総合法律事務所|法律事務所EXPO特別企画・特別インタビュー

3/12/2026

【法律事務所EXPO 2026 登壇弁護士にインタビュー】

「法律事務所EXPO」は、たくさんの事務所を1日で知ることができる、ロースクール生・法学部生・司法試験受験生向けのオンライン合同説明会です。登壇事務所の一つである弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門的に扱う刑事分野のリーディングファームです。

今回は、代表の則竹理宇弁護士に、なぜあえて刑事分野を選んだのか、独自の「中道」を行く事務所経営の哲学、そして若手が「無罪判決」や専門案件に関われる圧倒的な成長環境について、本音で語っていただきました。

則竹理宇弁護士



目次

  • なぜ「刑事分野」だったのか——「かっこ悪い」現場からの決意
  • ブルーオーシャンを開拓する——刑事事件の「周辺」まで救う
  • 「中道」を行く——収益性と司法の適正を両立させる意義
  • 未経験から刑事分野で活躍するプロへ——圧倒的な成長環境
  • EXPO参加予定の学生へメッセージ

なぜ「刑事分野」だったのか——「かっこ悪い」現場からの決意 

ーーまず、則竹先生が弁護士、そして刑事分野を目指したきっかけを教えてください。

正直に言うと、最初は崇高な動機があったわけではありません。就職氷河期で就活をしたくなくて、モラトリアム期間を延ばすために「司法試験を受ける」と親を説得したのが始まりでした(笑)。

そんな中、司法修習で転機がありました。当時は大阪地検特捜部の証拠改ざん事件などが話題で、検察庁が信頼回復に必死だった時期です。一方で、刑事弁護の現場を見ると、私が見る限りでは、少し残念な光景が目につきました。法廷で被告人と揉めていたり、打ち合わせ不足で認否すら曖昧だったり、弁論要旨という名のメモを読み上げるだけの活動が散見されたのです。

ーーその現状を見て、逆にチャンスを感じたと。

そうですね。修習で見た当時の刑事弁護士の姿が、私にはあまりかっこよく映らなかった。「これなら自分がやった方が、司法に貢献できるのではないか」と強く感じたのが原点です。

当時、刑事事件をフルタイムで専門的に扱っている弁護士はほとんどいませんでした。刑事は国選でやるもの、食えないもの、という認識が一般的でしたが、私はこの分野でプロフェッショナルになることに意義を見出しました。


ブルーオーシャンを開拓する——刑事事件の「周辺」まで救う

ーー現在の事務所の業務内容について教えてください。

当事務所では、暴行・傷害・殺人といった粗暴犯から、窃盗・詐欺・横領・背任等の経済犯、不同意わいせつ・不同意性交等の性犯罪、大麻・麻薬・覚醒剤等の薬物犯罪、過失運転・危険運転致傷等の交通事件、放火・偽造などの社会的法益に対する犯罪まで、刑事事件のほぼ全種類・全分野を扱っています。

さらに、脱税・独占禁止法違反・汚職談合といった特捜部が関与する特捜案件や、著作権法違反、商標法違反などの知財刑事事件、医療過誤案件も多数手掛けています。これらの案件は専門性が高いため一般の民事事務所では取り扱いが難しく、刑事専門の当事務所に依頼が来る傾向があります。

事務所内の相談室。あいち刑事事件総合法律事務所は全国に12拠点ある。


ーー最近は、純粋な刑事事件以外の領域にも力を入れていると伺いました。

はい。事件数が増えるにつれ、刑事事件の周辺で発生する法的トラブルへの対応ニーズが高まり、現在は主に8つの周辺分野にまで専門性を広げています

具体的には、①加害者の更生支援、②犯罪被害者の支援、③脱税事件の税務対応、④外国人の入管事件、⑤企業犯罪・不祥事対応(情報持ち出しなどの企業側被害や、従業員の事件対応など)、⑥国家資格者の懲戒事件、⑦ネットトラブル、⑧学校トラブルです。

周辺分野は主に、刑事事件の手前と出口で広がっているイメージです。

世の中を見渡すと、警察が介入するに至る前の、水面下での刑事トラブルは非常に多いんです。「事件」として顕在化する前段階で解決に導くことは、加害者、被害者双方にとって、より負担の少ない結果になります。

また、事件そのものだけでなく、加害者の更生支援、犯罪被害者支援など、事件の出口もニーズが高いです。

こうした水面下の刑事事件や、事件の入口出口に関するニーズは非常に大きく、弁護士として介入できる余地も大きい一方、専門的に扱っている弁護士は少ないため、ブルーオーシャンが広がっています。

ーー具体的にどのようなケースがありましたか?

例えば、不同意性交未遂事件を扱った際のことです。その事件は最終的に示談が成立して不起訴にはなったのですが、示談交渉の際、被害者の方はフラッシュバックで激しく泣き崩れ、一方で加害者の家族も「離婚すべきか」「どう償えばいいのか」と思い悩んでいました。

刑事事件は、単に刑事処分(刑罰)が決まれば終わりではありません。被害者のケアと、加害者とその家族の社会復帰と更生までを見据えた足がかりを作ってあげることが、事件の出口として重要なんです。

他にも、刑事事件から派生する法的な問題は多岐にわたります。日々の事件で磨かれる専門性を生かし、このような周辺部分にまで、事務所として専門性を広げているところです。


「中道」を行く——収益性と司法の適正を両立させる意義

ーー事務所として掲げている、中道というスタンスについて詳しく聞かせてください。

従来の刑事弁護には、二つの極端な形がみられました。一つは「人権派」と呼ばれる先生方の活動で、熱意と活動内容は素晴らしいのですが、どうしても手弁当やボランティアに近い形になりがちで、経済的に持続させることが難しく、裾野が広がりにくいという課題があると感じました。もう一つは、ビジネス面や利益を重視しすぎるあまり、否認や判例案件などの難しくて時間がかかる事件が受けられなかったり、利益追求のために手を抜いて質を落としたりしてしまうケースです。

当事務所はそのどちらでもない中道を目指しています。つまり、刑事分野でしっかり稼ぎ、高い生活水準を確保することと、刑事司法の適正や弁護の質を追求することを両立させることです。しっかり収益を上げるからこそ、採算度外視で取り組むべき冤罪事件や、判例を作るような意義ある事件に時間と費用を投下できます。また、「刑事弁護は食えない」というイメージを払拭し、刑事弁護士の裾野を広げることが、結果として司法への貢献になると信じています。

そして、迷ったら司法の適正を選ぶ、ということも、私たちが大切にしている信念です。



未経験から刑事分野で活躍するプロへ——圧倒的な成長環境

ーー若手弁護士の育成環境について教えてください。

「未経験から刑事の現場で活躍する」をコンセプトに、育成環境、研修制度、事業部制の3つを柱にしています。

育成環境は、先輩弁護士によるマンツーマン指導に加え、1年目から「主任」として事件を担当してもらいます。事務所全体が仕切りの少ないデスク配置になっており、司法修習のように隣の先輩や同僚にいつでも「これどう思う?」と相談できる風通しの良い環境です。過去の記録も参考にし、周りのサポートも得ながら、主体的に事件処理を進めていくことで早いうちから専門性を磨いていくことができます。

また、当事務所では1人あたり年間50〜80件のペースで刑事事件を扱うため、一般的な弁護士が一生に一度出会うかどうかの無罪判決も獲得する確率が非常に高くなっています。実際、所属弁護士の約半数が一部無罪を含む無罪判決の獲得経験を持っています。

研修は、入所後1〜2週間で行う基礎的な弁護活動及び書面起案を学ぶ入所研修と、2か月に1回程度オンラインで改正法令解説や判例・無罪事例の検討を行う専門研修を行っています。どちらも刑事事件の知見をアップするのに役立ちます。

ーー「事業部制」では、様々な経歴の弁護士が勉強会を開いていると伺いました。

はい。事業部制というのは、先ほどあげたような周辺分野に関する実務上の知見共有を行う研究会のような制度です。関心のある分野の事業部に所属してもらうことで、さらに尖った専門性を磨く機会を提供しています。

事業部には、元裁判官、元検察官に加え、元会計検査院の官房審議官といった多様な経歴を持つ弁護士が所属しています。 例えば企業の不祥事対応であれば、元検察官の視点で調査や再発防止策を検討したり、公務員の事件であれば元官僚の視点で懲戒処分の見通しを立てたりと、単なる刑事弁護を超えた実務上の生きた知見を共有しています。これらを活用し、若手には刑事プラスアルファの専門性を身につけてほしいと考えています。


EXPO参加予定の学生へメッセージ

ーー則竹先生が求める人材像について、教えてください

まず大前提として、刑事分野に興味がある人に来ていただきたいです。それに加えて、アグレッシブでチャレンジ精神旺盛に挑戦し続けられる人、そして新しい分野を切り開くのが好きな人を求めています。

当事務所では、従来の刑事事件・少年事件だけにとどまらず、そこから派生する周辺分野の開拓にも力を入れています。こうした周辺分野は専門性が求められつつもまだ未開拓なブルーオーシャンが広がっている領域ですので、そういった新しい領域をアグレッシブに切り開いていくことを楽しめる方が合っていると思います。

また、シンプルですが仕事熱心な方であることも重要です。当事務所は、多くの刑事事件や未開拓の関連分野を扱っているので仕事のボリュームもあります。弁護士の仕事の中にはAIや事務員に代替されてしまう定型業務もありますが、刑事分野の現場にある人間らしい部分にこそ、弁護士としての本当の専門性と価値が残ります。そうした生きた知見を得るために、熱心に事件に向き合える方が今後の司法界で活躍しやすいと考えていますし、当事務所としてもそういった方に来ていただきたいですね。

ーー最後に、これから弁護士を目指す学生へメッセージをお願いします。

刑事分野は暗い、食えない」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、当事務所はその常識を変えようとしています。弁護士として高い技術を身につけ、しっかりと稼ぎながら、刑事司法に貢献していく。そんな欲張りでやりがいのあるキャリアに興味がある方は、ぜひお話ししましょう。


【プロフィール】 則竹 理宇(のりたけ・りう)

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所
代表弁護士

修習中に刑事弁護の現状に問題意識を持ち、刑事弁護士を志す。法律事務所勤務で多くの刑事事件を経験した後に独立。「刑事事件・少年事件専門」を掲げ、全国に12拠点を展開。収益性と質の高い弁護活動を掲げ、自ら事件を担当する傍ら、事務所の組織化・多角化を進めている。

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