7/2/2024
ロースクール進学を考えている皆さんには「生活環境はいい?」「授業はついていける?」「先生のサポートはちゃんと受けられる?」など様々な不安や疑問があると思います。
そこで、今回は記念すべき第1弾として、東北ローの生活について、東北ロー3年生の向田さんにインタビューしました。ロースクール進学について興味のある方は、是非ご覧ください!
(ライター:阿部/The Law School Timesライター)
向田 乃千佳(こうだ・のちか)さん 神奈川県横浜市出身
2023年3月に東京都立大学法学部法学科を卒業し、東北大学大学院法学研究科総合法制専攻(法学既修者コース)に入学。現在、3年次在籍中。
東北ローのあるエクステンション教育研究棟
学部時代は実家から通っていたので、そろそろ一人暮らしをしたいと思い、地方のロースクールへの進学を考えました。その中で、家賃が高くなく、かつ静かに生活することができる仙台が良いと思い、東北ローへの進学を決めました。
東北ローは学年に50名程ほどしかおらず、あまり多くないのですが、その割に教員が沢山いるので、教員の学生一人ひとりに対する面倒見の良さが特徴です。実際に、教員は学生に多くの時間を割いてくださり、個別の添削なども行ってくれます。そして、教員と関わる時間が多いこともあり、学生と教員の距離感も近くなっているのも魅力の1つです。
また、東北ローでは、仙台周辺で活動している弁護士の先生によるチューター制度があり、答案の添削や勉強のアドバイスを受ける機会があるのも特徴です。
自習席が固定席で、かつ、24時間自由に使用でき、学習に最適の環境が整っています。この自習室の環境の良さは、他のロースクールにも負けていないと思います。また、自習室以外にも、同じ棟のみならず近隣の別キャンパスにも自習環境が整った図書館があるので、勉強をする場所には困りません。
平日は、毎日授業がありました。また、授業がない時間には、次の日の予習を科目毎に2時間から3時間程度していました。そして、週末には、授業の復習をするといったスケジュールで過ごしていました。
同級生の中には、アルバイトをしている人もいますが、私はやっていなかったので、朝から晩まで勉強していました。
インタビューを元にThe Law School Times が作成
私は、学部時代には司法試験のことは考えずに生活していました。ですので、本格的に勉強を始めたのは東北ローの入試の半年前からでした。東北ローに合格した後も、予備試験の過去問などで少しずつ勉強を継続していました。この様に、ロースクール入試の半年前から勉強を始めた私でしたが、授業には問題なくついていけています!
入学前は、ロースクールは退屈な授業ばかりをする所だと思っていました。でも、思っていたよりも、司法試験に役立つ授業がされていたので、この点にギャップを感じました。ただ、予習の大変さに関しては、想像通りというか、想像以上に大変でした(笑)。
あと、初めての一人暮らしは、勉強が忙しいのも相まって、想像していた以上に大変でした。
正直、2年次の前期は息抜きをする暇もない程に忙しかったです。ただ、そんな中でも、川内キャンパスっていう山のふもとにあるキャンパスに行って、綺麗な空気を吸いながら散歩をしていた時には少しの息抜きができました。
学年全員強制参加ではありませんが、中間試験や期末試験終わりの飲み会や、忘年会などがあって、これは楽しかったです。学校のすぐ近くが繁華街で、そこに安い飲み屋がいっぱいあるので飲み屋探しにも困らないです。
仙台平野に流れる広瀬川の河原で芋煮(山形・宮城の郷土料理)を作って食べるという芋煮会は東北ローならではのイベントだと思います。
芋煮
何もかも近くにあるのが魅力です。具体的には、気分転換をするのも、電車で一分位あれば行くことが出来る自然豊かな森がありますし、普段の生活も自転車があれば問題なく過ごせます。
今まで地方に縁が無いから来てみたいとか、落ち着いて勉強がしたい人には是非おすすめです。