1/26/2025
「司法試験に独学で合格するなんて無理…」そんな声を何度耳にしたことでしょう。しかし、高額な予備校に通わずとも、市販教材をフル活用することで、独学で合格することは十分に可能です。
今回始まるThe Law School Timesの新連載「司法試験独学道場」では、予備試験・司法試験を上位で合格し、勉強法を熟知したLSTimesのライター陣が、司法試験の独学勉強法のノウハウを余すことなくお届けします。
経済的な事情で予備校に通えない人でも、夢を諦める必要はありません。この連載を通じて、独学合格の可能性を信じ、最短ルートを歩んでみませんか?今、法曹の道への一歩を、ここから始めましょう!
(ライター:サカモト/『司法試験独学道場』連載統括・The Law School Times編集部ディレクター)
・勉強法に悩んだ過去がきっかけに!独学道場が誕生した理由
・司法試験独学道場~ロー入試編~ 開幕!
・独学が可能な理由
・次回予告!司法試験独学道場〜ロー入試編〜Vol.1予備試験合格者が教える法的三段論法
はじめまして、The Law School Times編集部ディレクターのサカモトです!
新連載「司法試験独学道場」のスタートにあたり、ライター統括としてこの企画を始めたきっかけや記事に対するスタンスを、私自身の簡単な紹介とともにお伝えします。
私は、大学2年の終わりに予備試験の学習を開始しました。当時はお金に余裕がなく、独学での合格を目指しました。
しかし、ネット上には「予備試験・司法試験の独学は難しい」「予備校を利用したほうがいい」「基本書ベースの勉強は危険である」という情報が目に入るばかりで、本気で独学の方法を発信している人は、ほとんど見つけられませんでした。そこで、受講料をバイト代で賄いながら、勉強をすることを決意し予備校に通い始めました。
独学には賛否両論がありますが、私は市販教材を正しい方法で活用すれば、独学での合格は十分可能だと考えています。ただし、独学では勉強法が間違っていても指摘してくれる人がいないため、そのまま進んでしまうリスクがあります。
そこで、受験生が安心して勉強できるよう、司法試験独学勉強法の王道をこの企画ではお伝えしたいと思いました。
予備校の受講料が100万円近くにのぼる中、それをバイトで賄いながら勉強するのは非常に大変でした。司法試験では、学力だけでなく経済的な事情が合否に大きく影響していると痛感しました。
実際に、予備校の受講料や大学の学費返済に追われ、法曹の道に進むのを断念せざるを得ない後輩の姿も見てきました。また、高額な予備校料金やロースクールの学費を理由に、法曹への道を諦める人がいるのも事実です。環境や経済的事情によって、そもそもスタートラインに立てない人たちがいる現状に対し、自分が出来ることは、自分の経験を活かし司法試験の勉強法を配信していくことだと思いました。
こうした背景から、「司法試験独学道場」は始まりました。この連載では、独学でも法曹を目指せる道標を提供していきます。
この連載が、経済的なハードルに悩む学生たちが、司法試験を目指すきっかけになれば嬉しいです。
「司法試験独学道場」は、司法試験、予備試験、そしてロースクール既修入試を独学で突破するための「秘伝書」をお届けする新企画です。この企画では、予備試験・司法試験を上位で合格したLSTimesのライター陣が、独学合格のためのノウハウを全力でお伝えします。
本連載は、「勉強法の総論」と「勉強法の各論」の2つの柱で構成されています。
「総論」では、法的三段論法や論証集の使い方など、論文を書くために欠かせない基本的な学習方法を詳しく解説します。
一方、「各論」では、①最良の市販教材をまとめた合格最短ルートである「合格虎の巻」や②各科目の答案の書き方を紹介するとともに、③上位ロースクールの過去問を使った模試や、その解説も掲載します。これを読むことで、勉強の方向性が明確になり、効率よく合格を目指せるようになります。
これまで言語化されてこなかったノウハウを、試験傾向を熟知した最新合格者たちが徹底的に言語化し、受験生にとってわかりやすくお届けします。
この連載を通じて、独学で司法試験に挑むすべての方が、最短で合格を掴むための道筋を見つけられることを願っています!
最初は、ロースクール既修入試向けの合格ルートを公開します。連載計画は以下の通りで、記事は順次作成中です。
ロー入試受験生は是非ご覧ください!
司法試験・予備試験は文系最難関と言われる試験ですが、工夫次第で独学合格は可能です。ここでは、独学が難しいとされる理由と、その克服法をお伝えします。
試験の独学が難しい主な理由は、①法律の学習は内容が難しく分量が多いため取っつきにくいこと、②論文の書き方を習得が難しいことです。
最近では市販の基本書や入門書が充実しており、これらによって予備校講義と同等の情報を得ることができます。そして、適切な教材を選び、正しい方法で学習することで予備校を使用しなくとも、効率的に合格を目指せるんです。
独学道場では、市販教材の正しい活用法をお伝えしていきます!
司法試験の天王山である論文式試験では、知識だけではなく、一定の型に沿った「書き方」が求められます。知識が多くても書き方を知らなければ得点につながらず、逆に知識が少なくても書き方が上手ければ高得点を狙えます。しかし、論文の書き方を詳しく解説した教材は少なく、多くの受験生が苦戦しています。
論文の書き方をマスターするためには、①各科目について存在する論文を書き始めるための思考フローを理解すること、②問題を解きまくり、各論点の書き方を一つ一つ押さえていくことが必要です。
独学道場では、基本7科目それぞれに特化した「論文の書き方」を解説します。また、各科目についておすすめの問題集を指定し、その周回方法をひとつひとつ丁寧に説明します!
独学道場の記事を読み、問題集を周回して、独学でも論文の書き方をマスターしましょう!
「司法試験独学道場」がついにスタート!初回テーマは、予備試験合格者の答案例を使って法的三段論法をわかりやすく解説します。初心者にも安心の内容で、論文の基礎をしっかり学べるだけでなく、勉強中の方の復習にも役立つ構成です。
記事は現在準備中!次回の配信をお楽しみに!